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病棟保育士の専門性の特定と新しい病棟保育士養成カリキュラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K02512
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関新見公立大学 (2021-2022)
川崎医療福祉大学 (2018-2020)

研究代表者

入江 慶太  新見公立大学, 健康科学部, 講師 (10508972)

研究分担者 笹川 拓也  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (00413518)
尾崎 公彦  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (40270003)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード病棟保育士 / 専門性 / 養成カリキュラム / 病棟保育士養成
研究成果の概要

病棟保育士には,①医療的な知識や危険を予測する力,②他の職種に根拠を持って説明する力,③要点を押さえた計画立案や記録をとる力,④学び続ける姿勢や発信する力,の4つが必要であることが明らかとなった。したがって,学士課程における病棟保育士カリキュラムの方向性として,通常の保育士養成課程のカリキュラムに加えて,保育に必要な医療に関する知識を身に付けることや,改めて「保育」を深く考えることが求められることが分かった。具体的には,医療の知識を保育に活かす演習授業や実習,及び「なぜ」を問い続け,それを根拠を持って相手に分かりやすく説明する演習授業の必要性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、病棟保育士の専門性を特定するとともに、その専門性を基軸とした新しい病棟保育士養成カリキュラムの方向性を明らかにすることであった。これらの研究はこれまでに行われておらず、新規性は高い。研究の結果,病棟保育士に求められる4つの力やそれに基づいた学士課程の病棟保育士養成カリキュラムの方向性が明らかになった。以上のことから、病棟保育士の養成の道程が示されたとともに,今後全国の病院の病棟保育の質の向上に寄与することができること、入院している病気の子どもの成長発達に良い影響を及ぼすことにつながることなど,社会的意義は高いと考える。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて 2022 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (8件)

  • [雑誌論文] 小児病棟における認定資格を有していない保育士の専門性の検討2022

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 雑誌名

      保育学研究

      巻: 60 号: 1 ページ: 137-147

    • DOI

      10.20617/reccej.60.1_137

    • ISSN
      1340-9808, 2424-1679
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 小児病棟における認定資格を有しない保育士の専門性の認識に関する検討―認定資格保持者と非保持者の比較を通して―2022

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 雑誌名

      広島大学大学院人間社会科学研究紀要「教育学研究」

      巻: 4 ページ: 414-420

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 小児病棟に勤務する保育士の専門性に関するアンケート調査-業務の重視度と自由記述の分析から-2021

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 雑誌名

      新見公立大学紀要

      巻: 42 号: 2 ページ: 21-26

    • DOI

      10.51074/00001293

    • URL

      http://id.nii.ac.jp/1201/00001293/

    • 年月日
      2021-12-25
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 保育者との協働に見る他者理解と専門性2019

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 雑誌名

      季刊保育問題研究

      巻: 298 ページ: 65-73

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 「コロナ禍」から「ポスト・コロナ」時代のディプロマポリシーからスタートする専門職養成に関する一考察-カリキュラムマネジメントを踏まえた保育教育実践-2021

    • 著者名/発表者名
      笹川拓也・橋本勇人・尾崎公彦・中川智之・入江慶太・藤澤智子・岡正寛子
    • 学会等名
      日本保育者養成教育学会第5回研究大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 医療を要する子どもの保育を担う保育者の養成-他職種との専門性の比較から-2020

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 学会等名
      日本保育学会第73回大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 経済的問題が保育者のキャリアに与える影響-概ね10年以下の保育者の経済状況及び結婚・出産・育児との関係-2020

    • 著者名/発表者名
      橋本勇人・尾崎公彦・笹川拓也・中川智之・入江慶太・森本寛訓・重松孝治・青井則子
    • 学会等名
      日本保育学会第73回大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 小児病棟の保育士を目指す学生に養成課程で何を教えるべきか-10日間の小児病棟保育実習での学びからの検討-2019

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 学会等名
      日本医療保育学会第23回総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 医療を要する子どもが遊ぶことの意義-遊びの本質からの再考-2019

    • 著者名/発表者名
      入江慶太・南伸予
    • 学会等名
      日本小児診療多職種研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 保育者の遊びに対する認識の基礎的研究-小児病棟勤務の保育者に焦点を当てて-2019

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 学会等名
      日本保育者養成教育学会第4回研究大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 小児病棟における保育士の養成のあり方に関する研究2018

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 養成を見据えた病棟保育士の専門性の研究2018

    • 著者名/発表者名
      入江慶太
    • 学会等名
      日本医療保育学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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