研究課題/領域番号 |
18K02513
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 四国大学 |
研究代表者 |
下坂 剛 四国大学, 生活科学部, 准教授 (30390347)
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研究分担者 |
姫田 知子 (永井 知子) 四国大学短期大学部, その他部局等, 講師 (30612056)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 父親の育児関与 / グラウンデッド・セオリー・アプローチ / COVID-19ストレス / 夫婦関係 / 主観的幸福感 / 多母集団同時分析 / 親の育児関与 / 縦断的研究 / 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ / 就学前の子ども / 夫婦満足度 / 夫婦ペアレンティング / ワークファミリーエンリッチメント / 仕事関与 / M-GTA / 行為者―パートナー相互依存性モデル / Nobody’s Perfectプログラム |
研究成果の概要 |
本研究は,父親の育児参加を促して母親の負担を軽減するために,量的・質的双方の観点から調査研究を行うことを目的とした。質的研究では縦断的研究として,妊娠中,生後半年,生後1年の3回に渡り5組の夫婦に面接調査を実施し,それぞれの時期で特徴的な理論モデルが得られた。量的研究では,父母双方に実施可能な親の育児関与尺度の作成や,新型コロナウイルス流行にともない研究期間内の急激な社会的状況の変化に合わせ,COVID-19ストレスが親の育児関与に与える影響を実証的に検討した。また,父親の育児関与と妻へのサポート,主観的幸福感に関する構造方程式モデリングの検証を行い,子どもの年齢による差異を見い出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,妊娠期から生後1年にかけて,初めて子どもをもった夫婦が協働しながら,どのような子育てを行っているか,各時期の質的な違いを理論的モデルによって図示することで把握が可能となった。また,親の育児関与は夫婦の協働育児のあり方や互いへのサポート意識の影響を少なからず受けていること,COVID-19ストレスが親の育児関与に及ぼす影響の様相,父親の育児関与と妻へのサポート意識及び父親自身の主観的幸福感が子どもの年齢によってどのように異なるか,量的観点で明らかになった。これらの知見は,今後,父親に育児参加を促す上でどのような方法が効果的かを議論する上で,有効な根拠を提供するものと考えられる。
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