研究課題/領域番号 |
18K02524
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
榊原 保志 信州大学, 教育学部, 名誉教授 (90273060)
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研究分担者 |
喜多 雅一 岡山大学, 教育学研究科, 特命教授 (20177827)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 防災教育 / 自然災害 / 理科教育 / 地学教育 / ネパール / 台風 / 高潮 / 融雪型火山泥流 / 災害 / 中等教育学校 / 氷河湖決壊洪水 / 地震教育 / 開発教育 / 造山運動 / 土砂崩れ / 山間地 |
研究成果の概要 |
本研究はネパールにおける防災教育の推進のための教材と授業プログラムの開発を行った。研究成果内容は(1)ネパールで生活する中で被りそうな自然災害,および(2)多くが海外生活(出稼ぎ)するネパールの若者が将来経験する可能性がある自然災害に関するものである。前者については,ネパールで地震災害の原因となるインドプレートの移動に関する教材開発,ヒマラヤ山脈域で多発する氷河湖決壊洪水に関する教材開発,山間地の多いネパール国で多く見られる土砂災害の教材開発である。後者については,台風・サイクロンの接近に伴う高潮災害の教材開発,冬季積雪期の火山噴火時に起こる融雪型火山泥流の教材開発である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ネパールでは,暗記中心講義型の授業が行われているため,子どもたちは受け身の学習に慣れている。観察実験はほとんど行われず、主体的な行動や自ら考えることをおこなわない。特に台風や火山噴火などの自然災害は,ネパールはもちろん日本でも,被害状況の指導例は見られるが,自然災害の仕組みの指導はほとんどなく、教科書を読んで教師が解説する授業方法が行われている。本研究で開発したモデル実験を取り入れた授業プログラムは子どもたちの興味関心の向上ばかりでなく,自然災害の仕組みの理解に効果が見られ,防災教育に関する授業改善に貢献できるものと思われる。
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