研究課題/領域番号 |
18K02532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
井上 奈穂 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (00580747)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 体験的な活動 / 知的理解 / 人権感覚 / 条件 / 体験 / ICT / 社会認識 / 体験的な学習 |
研究成果の概要 |
本研究は、①実践やその記録、教科書、学習指導要領の分析,②授業研究会を通した意見交換の場の設定を通して、人権感覚の育成のための学習の条件を明らかにした。資料の収集とそのテキスト分析とインターネット上でのプラットフォームの設定、授業映像の共有及び遠隔会議システム(zoom)を活用した授業研究会の分析が本研究の中心となる。 特に、授業研究会では、資料の翻訳及び通訳を用いることで、韓国及び中国と日本の小学校、中学校の教員が、共通の授業場面をオンライン上で共有し、学習についての意見交換する場を設定した。また、ここでの意見交換をテキスト分析を通して、人権感覚の育成のための体験的な学習の条件を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は2つの意義がある。1つは学習指導要領や教科書の構成及びテキスト分析から、「人権感覚の育成のための体験的な学習の条件」の基礎的情報を経年的に整理した点である。2つは、異なる文化圏の教員をオンライン上でつなげ、学習場面についての意見交換を可能とした点である。これらを通して、個々の体験にとらわれがちな「学習場面」について、文書資料及び視聴覚資料の共有を通した根拠のある対話の条件を整え、一般化した条件を明らかにすることにつながったといえる。
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