研究課題/領域番号 |
18K02534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
幾田 伸司 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (00320010)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 説明的文章 / 国語教科書 / 小学校 / 教材史 / 国語科教育 / 説明的文章教材 / カリキュラム |
研究成果の概要 |
戦後小学校国語教科書に採録された説明的文章教材の採録史を総括的に記述し、教育内容の変容過程を明らかにすることを目指した。昭和46年度以降の題材については、理科的素材である「動植物」特に「昆虫」が最も多く、次いで児童の「くらし」の中で触れる社会文化的事象が採録される。学年ごとの題材傾向は、学習者の社会的関心の広がりに対応している。本文叙述と教育内容の変化については、構成や表現の曖昧さを除き、問題解決型文章の典型例となるような改稿がなされた。それにより、段落要約、文章の解釈、構成把握、考えの交流など、各時期の教育内容に適合する学習活動が設定されるようになり、様々な学習活動に対応できるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、戦後の小学校国語教科書の説明的文章を通して児童がどのような題材の教材と接してきたか、時期ごとの傾向を検討することで、学校教育が学習者に提示してきた話題・題材の一端を明らかにした。国語教科書が学習者に示す題材や教育内容は、社会が示す学習者の興味関心の持ちかた、身につけてほしい学力を反映している。したがって、これを具体的に示すことで、社会が学習者に身につけてほしいと期待する知識や価値、考え方の一端を明らかにすることができる。
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