研究課題/領域番号 |
18K02536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
福井 一真 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (90583815)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 図画工作科 / 小刀 / 研修機会の充実 / 学習機会の拡充 / 動画教材 / 小刀の取り扱い / 教員の研修 / 学修機会の拡充 / 図画工作 / 研究会 / 道具の取り扱い / 道具マスター / 視察 / 道具 / 研修 |
研究成果の概要 |
現職教員を対象とした研修や講習を継続的に実施することを通して、小刀などの取り扱いに対する資質の向上に貢献。さらに、学生を対象として図画工作科についての理解を深めることを目的とした「放課後!図工道具マスター講座」を開講し、学生の図工に対する基礎的な資質向上に貢献。 最終年度は新型コロナウイルスによる全国的な災禍の中、当初予定していた研究会の設立を断念。そこでこれまでの研究成果を活かした動画教材制作へと研究の方向性を大幅に修正し、本研究期間が終了した後でも研究が継続できるように環境整備や動画内容の検討を行った。その結果、2021年度以降も本研究の成果を継続して社会に還元する基盤を整えることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今、学校教育において「小刀の取り扱い」が敬遠されている傾向にある。小学校学習指導要領解説図画工作編には昭和22年の試案のときから現行に至るまで、中学年において小刀を取り扱うよう明記されている。しかし、大学生の実態調査をすると実際には小刀の使用経験のない学生が6割にのぼる。「危険」だから遠ざけるのではなく、「危険」だからこそ学校教育の中で取り扱うことが必要である。しかし、小刀の取り扱いに関する研究はこれまでほとんどされていない。そこで、小刀を使用することの教育的意義を明らかにし、現職教員や学生が小刀の研修や実習する機会を拡充し、持続的な研究の基盤をつくることの社会的意義は大きいと考える。
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