研究課題/領域番号 |
18K02540
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
長谷川 祐介 大分大学, 教育学部, 教授 (30469324)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 学級活動 / エビデンス / 実践知 / アクションリサーチ / 特別活動 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はアクションリサーチの手法を用いて,研究者,熟達教師(学級活動の実践経験が多い教師),若手教師(学級活動の実践経験が少ない教師)の三者が協働で,「エビデンスと実践知の統合に基づく学級活動の実践改善プログラム」を開発することである。 研究の結果,熟達教師による実践知の提供が若手教師の自律的な学級活動の創造に貢献できることや,研究者が記述統計の結果を提供することにより若手教師の省察が促される可能性が明らかとなった。そしてエビデンスと実践知を統合させた学級活動を実践していく上で,学級活動実践を公開することの重要性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は次の3点である。第1は「エビデンスに基づく教育」においてエビデンスと実践知の統合という新たな方向性を提示できたことである。第2は知識社会における新たな学級活動指導力育成プログラムを提案できたことである。とりわけ学級活動においても若手教師の実践知の継承と発展は大きな課題となっており,若手教師対象の学級活動指導力育成プログラムの嚆矢となりうる。第3は量的手法によるアクションリサーチの可能性を提示できるたことである。現在,研究者の学校現場への貢献が求められている。そうした中で本研究は量的手法を専門とする教育研究者の学校現場への貢献のあり方を示すことができた。
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