研究課題/領域番号 |
18K02542
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
江藤 真生子 琉球大学, 教育学部, 准教授 (70611367)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 体育教師教育研究 / 授業力量 / 指導観 / 実践的知識 / 教授技術 / 体育科教育 / 学習観 / 学習方略 / 教職志望度 / TPACK / 素朴概念 / 資質能力 / 事例研究 / 体育授業の指導観 / 養成段階の学生 / 体育科教師教育研究 / 体育の授業力量 / 養成段階 / 若手期教員 / 専門性 |
研究成果の概要 |
本研究は,養成段階の学生の体育に関する授業力量を実証的に明らかにすることが目的であった。研究の結果,以下の3点が明らかとなった。①教員養成スタンダードや教員育成指標の授業力量には信念,知識,教授技術の要素が内包された。②学生の信念は,「授業の実践」を意識していることであり,学生は体育授業の学習観及び学習方略に関する内容を理解している一方で,体育授業における子どものつまずきなどの複合的な知識(吉崎,1988)を理解していないこと,さらに,学生は授業の計画の進行を優先してしまうことが示唆された。③仮説的に各要素間の関連性を検討した結果,学生の授業力量は断片的(木原,2004)であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
養成段階の最終的な目標として示される教員養成スタンダードや授業力量に対して,採用後の若手教師の授業力量や教員育成指標と照合し検討を行った。授業力量の各要素の内実や関連性を分析することは,教師が自律的に学ぶという発達や学習の視座においても重要である。本研究では,養成段階の体育に関する授業力量の要素を明らかにし,これらを若手教師の授業力量と照合したことで,要素間の関連性を仮説的に考察することができた。本研究の成果として,授業力量の内実と各要素の関連性を検討できたことは,今後,養成段階におけるプログラムや指導指針の在り方に対して資料となり,社会的に意義のあるものと考えられる。
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