研究課題/領域番号 |
18K02546
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 開智国際大学 |
研究代表者 |
坂井 俊樹 開智国際大学, 教育学部, 教授 (10186992)
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研究分担者 |
竹内 裕一 千葉大学, 教育学部, 名誉教授 (00216855)
鈴木 隆弘 高千穂大学, 人間科学部, 教授 (40433685)
荒井 正剛 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40795712)
小瑶 史朗 弘前大学, 教育学部, 教授 (50574331)
重松 克也 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (60344545)
小松 伸之 清和大学, 法学部, 准教授 (80609777)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 社会的「排除」 / 社会的「包摂」 / 新自由主義 / コロナ・パンデミック / 当事者性 / 社会的排除 / コロナ禍 / 授業実践 / 格差貧困 / 子どもの学び / 教科観 / 社会的排除・包摂 / リスク社会 / 帰納的教育研究 / 排除と包摂 / 公営住宅 / 水俣病 / SDGs / 社会科カリキュラム / 格差・貧困・暴力 / 水俣病事件 / 大気汚染 / 公害 / 地域再生 / 社会意識 / 社会科教育 / 格差 / 貧困 / 社会的リスク |
研究成果の概要 |
4年間の研究期間で、分担研究者と研究協力者間で、「排除」と「包摂」に関する社会科カリキュラム・授業開発の議論を重ねて来た。私たちの立場は、社会的排除された子どもたちを直接の対象と考えるのではなく、通常の学級・学校の授業において、この問題に向き合う視点と方法を議論してきた。その意味では、新しい観点から、既存の社会科の実践を再検討した。その結果、排除と包摂の教育をめぐる教育学的な課題が明確になった。小学校から高校までの実践開発が積極的に進められた。私たちはこの成果を社会に発信するために、学会で発表はもとより、論文として公表してきた。最終的には、最終報告書に代えて書籍として出版することにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日のグローバル化する経済社会と格差・貧困の拡大は限界を超えている。またコロナ禍は、こうした諸矛盾の拡大に一層の拍車をかけた。社会的に排除される人々の急増に対して、教育実践は具体的に何を提起できるのか。私たちは、通常、当たり前に展開される社会科の教育実践を問い直し、新たな実践的問題提起を図ることができた。そのことは社会認識として子どもたちの「学び」の再構築にもつながった。また理論的にはそれらの諸実践を支える枠組みを提案できた。 わたしたちが当たり前に進める教育実践に対して、否定ではなく、それを乗り越えていくための授業とカリキュラムを提案できた。
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