研究課題/領域番号 |
18K02553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
石川 美智子 常葉大学, 教育学部, 教授 (30733258)
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研究分担者 |
小田切 真 常葉大学, 教育学部, 教授 (30298450)
中村 孝一 常葉大学, 教育学部, 教授 (30329510)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インクルーシブ教育 / 日本型教育 / 個と集団に焦点した教育 / 生活指導 / 教育相談 / 家庭環境配慮 / 通常学級 / インド / 日本 / 個々の児童理解 / 個と集団に方向性をもたせる学級作り / 教師の姿勢 / 主体性の育成 / ミックスモデル / 学級経営 / 教師としての姿勢 / 日本型学級経営 / 小学校 / 国際共同研究 / 個と集団の育成 / 多文化共生 / 個を生かした集団形成 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は「インド版日本型学級経営モデルと尺度」の開発である。インドの教師に,日本の学級経営尺度・通常学級のインクルーシブ教育の尺度やインタビュー調査等を行い検討した。 その結果,インドの教師は,日本型教育の児童との関係を大切にした上で,個と集団に焦点をあてた学級経営が必要であること,また,高い教師の姿勢が確認された。それ以外に,「家庭環境理解と配慮」による「個人的教授効力感」への影響が大きいことが明らかになった。インドの教師は,日本型教育の「児童生徒理解と学習集団作り」「家庭環境理解と配慮」を取り入れ,通常学級におけるインクルーシブ教育や学級経営を促進する必要があることも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インドは児童の低い初等教育修了率,日本の教師には多忙化・多文化共生教育という課題がある。本研究の結果,児童理解を踏まえた日本の個と集団の育成といった人格面の教育が,インドの低い修了率の改善に役立つであろうと考える。 また,インドは多様な言語・文化を持つ多様な国である。「インド版」の開発によって多文化共生社会を迎える日本にとって教育の方向性を得ることができると考える。さらに,日本の教師の多忙化解消も期待される。
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