研究課題/領域番号 |
18K02558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 比治山大学 |
研究代表者 |
森川 敦子 比治山大学, 現代文化学部, 教授 (00628745)
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研究分担者 |
鈴木 由美子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (40206545)
高橋 均 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 講師 (40523535)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 道徳教育 / プログラム開発 / 思春期 / 対人的適応 / 規範意識 / 学習指導要領 / 対人的適応感 / 道徳科授業 / ソーシャルスキルトレーニング |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、小学校高学年から中学校を対象とした思春期に特有な対人的不適応を解消する道徳教育プログラムを開発することである。本研究では、1年次(H30)にまず思春期の対人的不適応の現状を明らかにし、課題解決のための理論的基盤理論「プログラム・ベースド・アプローチ by オプティマル・デザイン(program based approach by optimal design)理論」を構築した。2年次(H31・R1)にはその理論に基づき、小学校5年生を対象とした対人的不適応を解消する9月の道徳教育プログラムを開発し、その有効性を明らかにした。 3年次(R2)は、その成果を国際学会(WCCI)で発表する予定だったが、コロナ禍のために学会が中止・延期となった。また、6年生の4月、9月プログラムの効果検証もコロナ禍の休校等のために中止・延期となった。 4年次(R3)はR2に行う予定だった6年生の4月実践用の道徳教育プログラムと9月実践用の道徳教育プログラムの開発、実践を行った。プログラム実施群と統制群(プログラム未実施群)を設定し、プログラムの効果検証を行った。 5年次(R4)は実践校での聞き取り調査をもとに、本研究の取りまとめを行い、その成果を書籍化して公表する予定であった。しかし、コロナ感染拡大のために、実践校への立ち入りも制限され取りまとめ作業を計画通り行うことができなかった。 6年次(R5)は、学校への立ち入りが再開され,R4に行う予定だった本研究の取りまとめ,書籍『児童生徒の学校適応感がUPする PBAODによる道徳プログラム実践集(仮題)』の刊行に向けた執筆作業を行った。 7年次(R6)は,書籍『児童生徒の学校適応感がUPする PBAODによる道徳プログラム実践集(仮題)』及び学会等で公表する予定である。書籍は現在執筆作業がほぼ終わり,刊行に向けて最終調整しているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年令和5年度から学校への立ち入りが再開でき,本研究の取りまとめができるようになった。 現在,本研究の成果を取りまとめた書籍『児童生徒の学校適応感がUPする PBAODによる道徳プログラム実践集(仮題)』の原稿執筆もほぼ終わり,現在刊行に向けた最終作業に入っているところである。
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今後の研究の推進方策 |
今後は,本研究の成果をまとめた書籍『児童生徒の学校適応感がUPする PBAODによる道徳プログラム実践集(仮題)』を刊行するとともに,本研究の成果を学会や学校等の各種研修会で積極的に公表し,研究のまとめを行っていく予定である。
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