研究課題/領域番号 |
18K02560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
今井 弘二 国立研究開発法人情報通信研究機構, 戦略的プログラムオフィス, 研究員 (50711230)
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研究分担者 |
池田 大輔 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (00294992)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | VR / 体験活動 / ICT教育 / 体験学習 / 社会見学 / 野外学習 / 仮想現実 / 教育の情報化 / ICT / 教育 / 初等教育 / 中等教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、教育における体験学習の格差などを是正するために、仮想現実の技術を応用して、社会見学や野外学習を疑似体験できる学習教材を制作し、制作したVR映像の学習効果とユーザビリティなどの評価や、成果の普及のために検証したVR映像の一般配信を試行すること目的とした。 まず、VR映像の制作については総計で200点以上を試作した。これは当初の目標の400%の達成である。次いで、VR映像の評価では、児童生徒ならびに教員を対象として評価を行い、実用性の高さを明らかにした。最後に、実証実験を通じて安全性が確認されたVR映像をホームページを構築して配信し、実証研究を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体験活動については、戦後の学習指導要領の改訂の度に、その重要性が唱えられているが、限りある学校の予算や授業時間の中で、これ以上増やすことは容易ではない。また、身体に病気や障害を持っていたり、離島などの遠方に在住したりする児童にとっては、体験できる内容が限られており、体験活動の不平等も指摘されている。そのため、本研究はVRの技術を用いて、疑似体験できる学習教材を制作し、その実用性の評価だけでなく、多人数が同時に視聴する環境を構築して社会実装に向けた道筋も示した。これは教育分野における体験活動や教育の情報化の両課題に資する成果である。
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