研究課題/領域番号 |
18K02561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
大友 幸子 山形大学, 地域教育文化学部, 客員研究員 (40143721)
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研究分担者 |
八木 浩司 山形大学, 地域教育文化学部, 名誉教授 (40292403)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 岩石園 / 学校 / 教材 / 大地の歴史 / 地域地質 / 小学校・中学校 / 試料リスト / 理科教材 / 岩石記載 / 火成岩 / 岩石教材 / 岩石の判別 / 安山岩 / 流紋岩 / 花崗岩 / 理科教育 / 地学教材 / 岩石試料データ / 活用方法 |
研究成果の概要 |
山形市内の小中学校5校および東京都の1校の校内にある岩石園の調査を行った.前者の調査では、学校ごとに岩石園の外観や造園目的が異なることが明らかになった。伝統的な庭園に似たものもあれば、教育展示しているもの、石が点在しているものもあった。岩石の産地は学校ごとに種類が異なるが、山形市では主に県内産の試料と一部県外産のものかからなる。東京都の1校はほとんどが産地不明であった,山形大学附属中学校では岩石園が,山形市立第九中学校では作成した火成岩教材“ミニ岩石園”が,1年生の理科の授業「火成岩のつくり」に使用され、岩石園が貴重な地域教育資源となる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1960年代から1970年代にかけて、国内の小・中学校では、岩石や植物などの自然の要素を環境に取り入れるために、岩石園・植物園が整備された。山形市内の小中学校の岩石園調査により,主に山形県の岩石を収集されていた.山形大学附属中学校では、岩石園が1年生の理科で「火成岩のつくり」の授業で活用され、この岩石園が貴重な地域教育資源となる可能性を示した。これらの岩石は「火成岩のつくり」の授業での使用以外にも、地元の大地の歴史を明らかにする教育資源として役立つことが期待される。日本列島は古生代から新生代にかけて活発な造山運動によって形成され、多様な岩石が形成され,地域の岩石が有効な教材になっている。
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