研究課題/領域番号 |
18K02562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
坂本 篤史 福島大学, 人間発達文化学類, 准教授 (30632137)
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研究分担者 |
三島 知剛 岡山大学, 教師教育開発センター, 講師 (10613101)
一柳 智紀 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (30612874)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 教師の学習 / 教育実習 / 実習指導教員 / 実習指導 / 指導教員 |
研究成果の概要 |
本研究は,教育実習指導を通した実習指導教員の学びの解明を目的とした。第一に,実習指導の方法と実習指導教員の学びや力量形成の関係について,質問紙調査により学校種間で比較検討した。分析の結果,学校種を問わず実習指導教員は実習指導を通した学びや力量形成を認識しており,実習指導方法と学びや力量形成の関係については学校種間で異なる傾向が見出された。第二に,教育実習期間中に実習指導教員に面接調査を行い,時系列に即した実習指導の形態や内容,実習指導教員の学びについて質的コーディングにより分析した。対象とした2名の教員間で共に実習指導を通した学びが見出された一方,対照的な結果も見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,日本の教師を対象として,教育実習指導を通した実習指導教員の学びと,実習指導方法の関係について実証的に明らかにし,学術論文として掲載された点である。海外ではメンター教師の学びに関する学術論文はあるが,日本においては管見の限り見られず,本研究がほぼ初出であると考えられる。 本研究の社会的意義は,「実習公害」が問題化される中で,実習指導を通した実習指導教員の学びの可能性と,学びにつながる実習指導のあり方について,一定の一般性をもつ実証的知見を提出した点である。これにより,教育実習が学校現場に一定のメリットをもたらす可能性を示すことができた。
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