研究課題/領域番号 |
18K02573
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 津田塾大学 (2019-2022) 大阪教育大学 (2018) |
研究代表者 |
古川 敦子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (80731801)
|
研究分担者 |
小池 亜子 (田中亜子) 国士舘大学, 政経学部, 准教授 (10439276)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 外国人児童生徒 / 日本語指導 / 個別の指導計画 / 特別の教育課程 / 外国人児童生徒教育 / 教員研修 / 日本語教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、国内の小中学校に在籍する外国人児童生徒等の「個別の指導計画」作成とその実施について検討することである。 まず、個別の指導計画を作成する教員を対象とした調査を実施し、作成上の課題とその要因を探った。次に外国人児童の担任教員を対象に調査を行い、在籍学級の活動参加を可能にするための学級づくりの工夫を抽出した。また、小学校において在籍学級の担任も加わって個別の指導計画作成から実践のプロセスを調査し、教員の支援の観点や具体的な手立てについて考察した。これらの調査の他に、実践から得られた知見の蓄積と共有のために、伊勢崎市教育研究所の協力を得て、教員の実践例を示した研修の冊子を作成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成26年度より日本語指導の「特別の教育課程」が編成・実施され、指導を受ける児童生徒の「個別の指導計画」の作成が必須となったが、「個別の指導計画」に関する調査研究はまだ少なく、その有効性や課題も十分に検討されていない。 本研究では、まず個別の指導計画の作成・活用の課題と要因を調査し、在籍学級の指導を担当する教員との連携の必要性を示した。そして、在籍学級の担任教員が計画作成・実践に関わった事例を調査し、教員の「観点」や支援の具体的な手立てを提示した。日本語指導のみの指導計画ではなく、在籍学級での学習活動を基盤とした指導計画の重要性を示した点に意義があると考えられる。
|