研究課題/領域番号 |
18K02576
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
浮田 真弓 岡山大学, 教育学域, 教授 (40309018)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | オーストラリアン・カリキュラム / 汎用的能力 / 中等教育の水準 / ナショナル・カリキュラム / 文学教材 / 資質・能力 / アクションリサーチ / インタビュー調査 / 汎用的スキル / 文学教育 / リテラシー / オーストラリア / コンピテンシー・ベース / 授業改善 / 国語科 |
研究実績の概要 |
オーストラリアン・カリキュラムの中の汎用的能力育成に関して研究を行った。これまでの研究期間を通じて、IB校教員のインタビュー、プライベート・スクールの視察、メルボルンの研究機関(Australian Council for Educational Research)でオーストラリアにおける全国的な学力調査の位置づけに関して調査を行った。実際に視察することは、本年度はできなかった。以上の調査から、実際に学校現場において、汎用的能力育成のためのプログラムが必ずしも意識的に行われているわけではなく、様々なプログラムの実施のベースとして理解されていることがわかった。 今回の研究期間では、主にカリキュラムと実際の教育現場との関係について十分には明らかにならず、よって、当初の目的であった、教員研修に関しては十分に明らかにならなかった。一方、当初の予定にはなかった文学カリキュラムに関しては、日本の文学教育カリキュラムの問題ー読み取ること重視の文学教育ーを明らかにすることができ、日本の国語教育において、書くことの教育の偏りに関しても指摘することができた。 本年度は、オーストラリアにおける「言語」科教員研修の動向にかんする情報・意見交換を共同研究者と行い、今後の研究計画に関して打ち合わせた。現在は引き続き、オーストラリアにおける学力調査に向けた問題集の分析とそこで目指されている能力育成に関して考察している。共同して研究を行っている研究者とともに、中等教育段階の教育水準の比較を行うことが必要であることが明らかになったために、引き続き研究を行う。汎用的能力の水準は、日本とオーストラリアでは異なっているため、中等教育終了時の水準を比較検討していく。
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