研究課題/領域番号 |
18K02577
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | エリザベト音楽大学 (2020-2022) 広島大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
三村 真弓 エリザベト音楽大学, 音楽学部, 教授 (00372764)
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研究分担者 |
山中 文 椙山女学園大学, 教育学部, 教授 (10210494)
吉富 巧修 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 名誉教授 (20083389)
北野 幸子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (90309667)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 音楽科固有の資質・能力 / 音楽的感覚 / 音楽能力 / 音楽的感性 / 即興性・創造性 / 自己存在感・自己肯定感 / 他者受容感 / 自己決定感 / 創造性 / 即興表現 / 自己肯定感 / 音楽カリキュラム / ふしづくりの教育 / 教育課程 |
研究成果の概要 |
研究期間全体で行った多数の研究によって、音楽科固有の資質・能力は、音楽的感性、即興性、創造性等であることがわかった。音楽科固有の資質・能力の基礎となるのは、音楽的感覚、聴覚力、内的聴覚力、音楽的記憶力等である。それらを育むためには、指導者が重要な音楽教育法の目的や内容や指導法を学ぶことが必須である。それに基づいてカリキュラムを開発し、指導者が正確な音楽活動のモデルを示しつつも、子どもの主体性・自主性を尊重し、楽しい遊びを通して音楽活動をすることが重要である。また、子どものすべての音楽活動を認め、褒めることによって、子どもの人間としての成長にも繋がることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教科横断的資質・能力と音楽科固有の資質・能力との関連性に関して、音楽科固有の資質・能力を育成するとそれが教科横断的資質・能力に繋がることが明らかとなった。これは各教科固有の資質・能力が教科横断的資質・能力に果たす役割を明らかにしたといえる。 音楽教育において、子どもの主体性・自主性を保持しつつ楽しい音楽活動を通して確実に音楽的感覚や音楽能力を育てれば、それを基に音楽的感性、即興性、創造性が育成されていき、さらに音楽活動を通して自己存在感・自己肯定感、他者受容感、自己決定感が育ち、人間教育としての意義もあることが明らかとなった。これは就学前教育・学校教育において音楽が果たす役割と意義といえる。
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