研究課題/領域番号 |
18K02591
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
稲田 結美 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 教授 (30585633)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 女子 / 理科教育 / 理系能力 / 進路選択 / ジェンダー / 男女差 |
研究成果の概要 |
本研究は、初等・中等教育段階の女子の理系能力を伸長し、理系への進路選択を促進する方策の提案を目的としていた。そのため、まずは学校教育の内外における過去の取組の内容と成果を整理し、女子の理科学習の現状と最新の問題点を明らかにした。それらをふまえ、諸外国の方策も参考にし、学校理科教育に導入可能な方策を開発・実践した。その結果、通常の理科授業への介入によって、女子の学習促進や男女差の縮小が可能であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女子の理系能力の伸長および理系への進路選択の促進の必要性は、社会的に広く共有されており、産学官それぞれの視点から多種多様な方策がすでに行われている。それらの成果が蓄積されつつも、女性の科学技術分野参入の目標値の達成は遅れている。理科好きの女子の裾野の拡大がより求められている昨今において、本研究によって通常の学校理科教育への介入の効果が示されたことは重要な意味を成す。加えて、本研究は今後、性別を超えて、理系に苦手意識をもつ学習者や、理系の学習で周辺的な存在となっている学習者を支援する教育の検討に示唆を提供することが期待できる。
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