研究課題/領域番号 |
18K02593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 松本大学 |
研究代表者 |
秋田 真 松本大学, 教育学部, 教授 (70805887)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 主権者教育 / ジェンダー平等 / 潜在連想テスト / FUMIEテスト / IAT / 社会科教育 / 男女同権教育 / 女性観 / 初等教育 / IATテスト |
研究成果の概要 |
本研究では,小学校第6学年児童を対象に,主権者教育におけるジェンダー平等の観点から,選挙におけるクオータ制を扱った授業を開発した。そして,授業の前後において,児童の女性観の変化について,紙と鉛筆だけで意識測定ができるFUMIEテストを用いて測定した。対象は,東京都,香川県,青森県の児童である。いずれの都県においても,授業前の測定では男子児童より女子児童の女性に対する肯定感が相対的に高いことが認められた。そして,授業後の測定では授業前の態度と比較し,肯定的な態度へと改善された結果となった。特に青森県の男子児童については,他県の男子児童と比較し,中立的な女性観から肯定的なものへと大幅に改善した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義は,次の4点である。1点目は,初等教育において,女性議員比率の格差を扱う主権者教育の授業を開発したことである。2点目は,指導前後において,児童の女性観について潜在連想テストを用いて測定し,その変化を明らかにできたことである。3点目は,児童の女性観が授業後,肯定的に変化したことを明らかにしたことである。最後に,一度授業を受けた児童は,3年後に測定しても肯定感が持続していたことを証明できたことである。
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