研究課題/領域番号 |
18K02593
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 松本大学 |
研究代表者 |
秋田 真 松本大学, 教育学部, 教授 (70805887)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 主権者教育 / IAT / FUMIEテスト / 女性観 / 社会科教育 / 初等教育 / IATテスト / 潜在連想テスト |
研究実績の概要 |
今年度は,新型コロナウイルス第7~8波の影響により,他県公立校における授業実践の受け入れが想定以上に進まなかった。しかし,先の第7波と第8波の狭間において,授業受け入れ校が見つかり,追加の授業実践校は1校(青森県)のみとなった。 また,これまで,小学校社会科での意思決定を求める授業を実施し,児童の女性観がどのように変化したのかについて,守一雄が開発した潜在意識を探ることができる新しいテスト(FUMIEテスト)を活用し,その子どもの学びを見極める取組をしてきた。この取組について,昨年度,国際学会(vSARMAC2021)で発表した際,参加者より女性観の向上について,その後の効用を問われる機会があった。そこで,3年前に社会科授業指導及び検査した小学6年生が中学3年生と成長した際,その効用が維持されているかどうかについて追跡調査を行った。3年前に指導した小学6年生85名(男子42名・女子43名)及び,中学1年より地域周辺校より追加された104名(男子62名・女子42名)に参加してもらい,女性観についてFUMIEテストで評価した。その結果,社会科授業指導を行った男子の女性観は3年後も授業前より高いレベルを維持しており,指導の効果が長期にわたって持続していることが明らかとなった。一方,追加された男子は,授業を受けた児童と同程度の結果となった。この追加された男子の結果については,授業を受けた男女と共に学校教育や日常活動を通じて,同程度の女性感を獲得していたのではないだろうかという解釈とした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス第7~8波の影響により,追加の授業実践校は1校のみに止まったことから,やや遅れていると判断した。
|
今後の研究の推進方策 |
主権者教育の授業実施件数を増やしていきたい。加えて,これまでの研究のまとめを行いたい。
|