研究課題/領域番号 |
18K02601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東海学園大学 (2019-2020) 東海学院大学短期大学部 (2018) |
研究代表者 |
横山 真理 東海学園大学, 教育学部, 准教授 (70784601)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | イメージ / 構成活動 / 音楽科授業 / 思考と表現 / 社会的相互作用 / イメージの可視化 / 音楽的思考 / 教師の働きかけ / 教科内容 / 学習プログラム案の開発 / イメージの共有可能性 / 「構成活動」 / 個のイメージ / 授業諸要因の関連構造 |
研究成果の概要 |
本研究は、社会的相互作用の影響を受けながら個のイメージが生成し顕在化し変容する過程を検討することを目的とした。そのために、授業実践者と協働で「構成活動」を原理とした音楽科授業プログラムを計画し、実践の諸記録を収集し授業を分析した。研究の成果は以下の通りである。 (1)「構成活動」を原理とした音楽科表現領域及び鑑賞領域の学習プログラム案を、研究協力者と協働で開発した。(2)授業分析を通して、次の点が示唆された。1)諸媒体の共有によりイメージの共有可能性が高まる。2)音楽自体、歌詞、演奏経験の中で記憶された音がイメージの発生源となっている。3)教科内容の構想がイメージの生成に影響を及ぼしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
未だ十分に解明されていない複雑で動的な社会的相互作用の影響下で起きる個のイメージの生成・顕在化・変容の過程を検討する本研究によって、「構成活動」を原理とした音楽科授業における個のイメージの発展過程の全体構造を解明するための基礎的知見が得られる。ひいては音楽科表現領域と鑑賞領域を架橋した想像的な思考力を育成する新しい音楽科授業デザインの論理構築に寄与することが期待できる。それは音楽表現の結果を重視し学習者の思考過程を問わない旧来の音楽科授業における教育方法を刷新する理論的な基盤を提供する。
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