研究課題/領域番号 |
18K02604
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
田中 義久 弘前大学, 教育学部, 教授 (80610633)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 教員養成プログラム開発 / 形成的評価能力 / 数学授業改善 / 形成的評価 / 机間巡視 / 比較検討 / 省察 / 教員養成プログラム / 問題解決型 / プログラム開発 / レポート作成による教材研究の深化 / 全体指導の構想 / 問題解決型授業 / ICTの活用 / ICTの活用 / 教員養成 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,数学授業改善のための形成的評価に焦点をあて,教師の形成的評価の能力向上を志向した教員養成プログラムを開発することである。このために,まず,問題解決型の数学授業において子どものアイデアをとらえることに関する学部学生の実態を明らかにした。次に,学部授業に用いることができるプログラムの開発を行い,教育学部および理工学部における実践,さらに,青森県内における教員研修講座における実践を行った。 研究の結果,生徒の実態を形成的に評価し実態に応じて授業展開を柔軟に変えられる能力の伸長が期待できる教員養成課程におけるプログラムが開発された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,子どもの多様なアイデアが現れる教材を用いて,教材研究と机間巡視によるアイデアの把握,机間巡視に基づく比較検討場面の設計という問題解決型の授業をつくるための行為を学部学生が経験でき,子どもの実態に即時的に応じるという形成的評価能力の向上を意図したプログラムを開発した。同一の教材であっても子どもの多様な解決を想定し,「本時のねらい」を各自が設定することで異なる重点をもつ授業設計となる。模擬的な机間巡視の実施,比較検討場面の構想を経て,指導者側からも比較検討場面の設計と展開例が示される。これにより,自己の展開例と他者の展開例とを比較でき,構想した授業の省察を経験できる点に意義がある。
|