研究課題/領域番号 |
18K02606
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
外池 智 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (20323230)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 継承的アーカイブ / 戦争体験「語り」の継承 / 戦争遺跡 / 国立市 / 館山市 / 松代大本営地下壕 / 戦争体験の「語り」 / 昭和館 / 広島市「被 爆体験伝承者」 / 長崎市「家族証言者」「交流証言者」 / 「くにたち原爆体験伝承者」育成プロジェクト / 安房文化遺産フォーラム / 広島市「被爆体験伝承者」 / 長崎市「家族証言者・交流証言者」 / くにたち原爆体験伝承者 / 次世代の平和教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、2009年度から推進している戦争遺跡に関する研究 、2012年度から推進している戦争体験の「語り」の継承に関する研究 、2015年度から推進している継承的アーカイブを活用した「次世代の平和教育」の展開に関する研究 の継続研究である。 本研究では、各地で進められている戦争体験の「語り」の継承への取り組みを調査し、実際に伝承者による講話を実施してその内容を分析するとともに、そうした継承的アーカイブを活用した「次世代の平和教育」のカリキュラムや教材、授業実践の調査・分析を実施し、その特色を明らかにする事で、新たな教材開発や授業実践構築への基礎とする事を目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日、戦争を系統的流れの中で位置付け、歴史学習として学ぶだけではなく、かつて肉親や地域の人々の語りが物語っていた切実感、臨場感も含めた戦争に対する豊かな感性的認識が必要とされている。それは、平和や戦争に対する観念的、一般的な知識の獲得に終始するのではなく、戦争のより具体的諸相に迫る教育が求められているということである。そうした意味で、継承的アーカイブである戦争遺跡や戦争体験の「語り」は注目すべき題材であり、教科教育や総合的な学習の時間、学校行事など多様な教育実践の中でより発展的に活用され得る教材である。
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