研究課題/領域番号 |
18K02609
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
大森 玲子 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 教授 (70447259)
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研究分担者 |
山野 有紀 宇都宮大学, 共同教育学部, 教授 (10725279)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 食育 / 食教育 / 味覚教育 / 表現 / 言語活動 / 絵 / 言語 / イマージマップ / 五感 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、フランスの学校現場で展開されたピュイゼ理論を活用して、言語表現力育成と連動した食育プログラムの開発を行い、食の場面における感覚語彙の蓄積と表現を通して言語能力の育成に寄与するか明らかにすることである。 開発したプログラムを受講した児童は、感覚を通して見出された言葉を児童自身の体験に紐づけて表現するようになった。また、活動実施前よりも実施後のイメージマップの広がりや一つの単語から派生する単語数の増加が認められ、感覚語彙の蓄積と表現におけるプログラムの有効性が明らかとなった。さらに、イメージマップの中心に据える単語への理解度深化にも繋がる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語能力育成に資する一助とすべく、日常生活にある食の場面を活用した食育プログラム開発を行った。本研究で開発したプログラムを実施することにより、味わいを表現する日本語の多様性や食に関わる感覚語彙の増加に寄与することが認められるほか、言葉への理解促進効果も期待される可能性が見出された。言語能力育成に資する食育プログラムとしての有効性が初めて検証された意義を有する研究である。
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