研究課題/領域番号 |
18K02610
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高橋 浩之 千葉大学, 教育学部, 教授 (20197172)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 教員養成 / ジェネリック・スキル / 教員の資質・能力 / 教員の資質 |
研究成果の概要 |
本研究者は教員養成課程の学生のジェネリック・スキルが教員採用試験の合否に、また、現職教員のジェネリック・スキルがその教師としてのやりがいに関わっていることなどを明らかにしてきた。本研究では、教育的介入により教員養成課程の学生のジェネリック・スキルの育成を試みた。 まず、教員養成分野におけるジェネリック・スキルを育成する授業に関する情報を収集した。次に、それをもとに授業を開発し、評価を行いながらその改善を継続した。その結果、授業によるジェネリック・スキルの向上は見られたが、その向上幅は十分なレベルまで達しなかった。今後は、授業内容だけでなく授業時間数などとの関連を検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の教員養成において,過去において強調された特定の教科や教育関連法規に関する知識や技能だけでなく,いわゆる人間力などのように,より包括的な能力が強調されるようになっている。このことは,学力に対する考え方が従来の知識重点主義から変わってきたことだけでなく、教員が働く学校現場が複雑化し,問題解決能力も含め教員に様々な能力が必要となったこととも関連している。 ここで言う人間力はジェネリック・スキルに完全に対応するものではないが,教員に求められるジェネリック・スキルの育成を検討することは,やや曖昧な面を持つ人間力などという言葉で表される概念の一部を学術的な形で切り取ることにつながると言えるであろう。
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