研究課題/領域番号 |
18K02612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 愛媛大学 (2019-2021) 新潟大学 (2018) |
研究代表者 |
兵藤 清一 愛媛大学, 教育学研究科, 准教授 (10782625)
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研究分担者 |
宮薗 衛 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (00209909)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コンピテンシー・ベースのカリキュラム / コンピテンシーの内的構造 / 見方・考え方を働かせる問い / 単元カリキュラム構造モデル / コンピテンシー・ベース / 個別最適な学び / 協働的な学び / 「活動」のハイブリット化 / コンピテンシー / 資質・能力 / カリキュラム開発 / 歴史教育 / 地方創生 |
研究成果の概要 |
本研究では,コンピテンシー・ ベースのカリキュラムを,コンテンツ(知識内容)とコンピテンシー(資質・能力)を結び付け有機的に統合し,共に育成することを目指すものであるとし,コンテンツと結び付いたコンピテンシーの育成を基盤としたカリキュラムと再定義した。その上で,能力の階層性と要素性に着目し,「総体としてのコンピテンシー」の内的構造モデルを開発し,基にアンケート調査を行い,地域における独自性や共通性を分析した。その結果を踏まえ,知識の獲得に使うコンピテンシーを児童生徒の実態に即して授業者が適切に選択した上で具体化し,知識と結び付けて使えるよう学習をデザインするための単元構想モデルを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界の教育動向として,教育目標を断片化された知識や技能の習得ではなく,人間の総体的な能力としてのコンピテンシーの育成としたコンピテンシー・ベースのカリキュラム開発が大きな潮流となっている。我が国でも2030年の社会を見据え,コンピテンシーとしての「未来を創り出す力」の育成が求められている。このような中,本研究は,コンピテンシーベースのカリキュラムとして再定義し,次代の郷土を創る子どもたちに求められるコンピテンシーを明確化するための「総体としてのコンピテンシー」の内的構造モデルと,その育成のための単元構想モデルを開発した。これによりコンピテンシーベースのカリキュラム研究の具体を示すことができた。
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