研究課題/領域番号 |
18K02620
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 四天王寺大学 (2019-2022) 大阪教育大学 (2018) |
研究代表者 |
松山 雅子 四天王寺大学, 人文社会学部, 教授 (50173927)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 比較国語教育 / イギリス国語科教師教育 / CLPE / EMC / マルチモーダル・アプローチ / 義務教育の体系的学習プログラム / イギリス現職教育 / 小中連繋学習指導プログラム / 省察的読みの力 / 対話型学習指導 / イギリス国語科現職教育 / 文学の対話型学習指導 / UKLA / 書くことのマルチモーダル・アプローチ / 教師の説明言語 / イギリス国語科教育 / 義務教育の体系性 / 教師教育 / マルチモダリティ / 省察型思考力 / 文学の省察的読みの力 / English & Media Centre / CLPE,UK / 対話型小中連繋学習指導プログラム |
研究成果の概要 |
イギリス内ロンドン小中国語科教師教育センターの文学を軸とする学習指導体系を、文献調査ならびに現職研修参加等を通し考察し、口頭発表、論文発表を行った。その理論的基盤の一つ、G.Kressの社会記号論の著作『マルチモダリティ-今日のコミュニケーションにせまる社会記号論の試み』(溪水社、2018)を翻訳・自費出版し、探求を深めた。 これらの研究を踏まえ、関西地区の小中高校国語科教員の協力を得て、編著『書くことの力をはぐくむマルチモーダル・アプローチ -自己認識としてのメディア・リテラシーをめざして』(溪水社、2021)を自費出版し、学校現場へ実践的にかかわる手がかりの一つとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
考察対象のCLPE,EMC両教科教育センター開発の文学を軸とするリテラシー学習指導の実際は、学び手が、自らを、読み手、書き手、話者として自覚的に省察する機会を基盤とし、話す・聞く、読む、書く、見る、演じるを不可分に関係づけた、わが国で留意され始めた「ディープ・ラーニング」の高次な学びの創造であることが明らかになった。その理論的基盤のKressの社会記号論の訳出によって、我が国のマルチモーダルな国語科学習指導開発へ手がかりとなった。 実践的な寄与としては、編著『書くことの力をはぐくむマルチモーダル・アプローチ』(溪水社、2021)を通して、小中高校の国語科学習指導に対する具体的な提案を行った。
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