研究課題/領域番号 |
18K02635
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 日本福祉大学 (2023) 愛知県立大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
丸山 真司 日本福祉大学, 教育・心理学部, 教授 (10157414)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 体育カリキュラム開発 / スクール・ベースト・カリキュラム開発 / カリキュラム評価 / 年間計画 / 目標―内容―方法―評価 / 学校体育 / 「ともに生きる」体育 / ぺルーの体育カリキュラム / カリキュラム評価方法 / スクール・ベースト・アプローチ / ペルーの学校体育ナショナルカリキュラム / 体育カリキュラム研究 / ナショナル・カリキュラム / カリキュラムづくり / ライフヒストリー・アプローチ / 教科内容編成 / 単元―年間計画 / カリキュラム開発 / 単元ー年間計画 |
研究実績の概要 |
本研究の最終年度では、体育実践を基盤にしたカリキュラム評価の方法について、ドイツにおける体育教師によるカリキュラム調査方法研究に依拠しつつ、ペルーにおける体育教師のカリキュラム評価の検討を行うことで、国際的に適用できる学校体育カリキュラム評価方法を解明しようと試みた。その一つの研究成果として、久我アレキサンデルとの共同研究(2023)「ペルーの学校体育におけるナショナル・カリキュラムの実践化をめぐるカリキュラム評価の検討」(日本教科教育学会誌. 第46巻第3号)がある。この研究は、ペルーにおける体育教師のナショナルカリキュラム(以下、NC)の実践化に対する評価を明らかにしたものであるが、体育教師のNCの理解度と環境条件が教師のNC評価に影響を与えていることが明らかにされた。実践とつながるカリキュラム評価の方法においては、教師のカリキュラムの内実への意識・理解と教師を取り巻く環境条件が重要な構成要素となることが示唆された。 また、これまでの研究では具体的な体育実践や体育教師の事例分析から「単元―年間計画―カリキュラム」をつなぐ評価方法に関わって、重点教材を活かした年間計画づくりの分析を通して教師による年間指導計画-体育カリキュラムづくりの方法という視点から9つの評価ポイントが明らかにされた。 ただ、研究全体を通して、教師による体育カリキュラム評価の在り方と実践に依拠した評価方法のアウトラインは描くことができたが、本研究の最終目的である学校体育のカリキュラム評価方法モデルを構築することには至らなかった。この点は課題として残される。
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