研究課題/領域番号 |
18K02643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 関西外国語大学 (2023) 立命館大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
笹野 恵理子 関西外国語大学, 英語キャリア学部, 教授 (70260693)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 学校音楽 / カリキュラム経験 / 教科学習経験 / 学校音楽文化 / 経験されたカリキュラム / 国際比較 / 生きられたカリキュラム / 回顧的カリキュラム / 社会包摂 / 学校音楽カリキュラム / 潜在的カリキュラム / カリキュラム社会学 / 学校音楽行事 / カリキュラム / 学校音楽カリキュラム経験 |
研究成果の概要 |
学校音楽カリキュラムは、当事者である子どもに実際にどのように経験されるのか。この問いに支えられて、本研究の目的は、学校音楽カリキュラム経験とその構成過程を解明しようとする。教科学習経験は、学校の多様な音楽文化の相互作用から編み直されることを仮説として、国際比較の観点を導入して、研究を展開、発展させようと試みることが研究着想時の課題であった。新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、国際調査の展開が危機的なものとなったため、研究計画を若干修正し、「制度化されたカリキュラム」の検討、日本の学習者の幅広い年代への調査に研究の重点をおいて、上の課題を追究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として次のことがあげられる。 第一に、本研究の知見は、これまで「制度」の「教授-学習」の枠組みを前提に展開されてきた学校音楽教育研究、ひいては教科教育学研究を広角化し、「教科文化研究」といった新たな研究の地平を切り拓く。第ニに、学校音楽のインフラストラクチャーに焦点をあてる本研究は、制度化されたカリキュラムと学習経験のズレがなぜ生じるかを解明し得る。第三に、本研究は、学校音楽(教育)の意味と効果を問い直す。当事者の「語り」を、「相互主観的」に共有し、「共同」の「物語り」として再構築することで、コミュニティ自体を変容させていくことができるならば、学校音楽教育の可能性を大きく拓く。
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