研究課題/領域番号 |
18K02646
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 鹿児島国際大学 |
研究代表者 |
千々岩 弘一 鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 教授 (90163724)
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研究分担者 |
劉 卿美 長崎大学, 言語教育研究センター, 教授 (00346941)
鈴木 慶子 長崎大学, 教育学部, 教授 (40264189)
前原 由喜夫 長崎大学, 教育学部, 准教授 (60737279)
長岡 由記 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (90615915)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 手書き(handwriting) / キーボード入力 / アイディア産出 / デジタルリテラシー / writing modality(執筆手段) / 手書き(handwriting) / writing modality(執筆手段) / 手書き / フリッカー入力 / 創造力 / 世界標準のリテラシー / フリック入力 / 時間・身体・過程 / Literacy / 時間 / 身体 / 学習過程 |
研究成果の概要 |
実社会でのDXの加速化を受け、教育界でも教育のデジタル化が進行している。本研究の基底には、世界中の研究者と同様に、このような動きが児童・生徒の発達に何らかの支障を生むのではないかという問題意識がある。 このような問題意識を踏まえ、今回の調査研究では、先行するノルウェーの研究者とも協働しながら、手書きやキーボード入力といったWriting Modality(執筆手段)の使用状況と認知(推理・推論、言語処理)との関係性に関する調査研究を行い、レポート執筆時にスマホをよく使う者ほど推理・推論能力が低い、PCでの執筆を好む者ほど推理・推論能力が低いという結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の教育界においてもデジタルツールの活用が推進されているが、欧米ではWriting Modality(執筆手段)がPCによる場合と手書きによる場合とで読み書き能力に差が出ているという研究報告がなされている。 本研究も、Writing Modality(執筆手段)の使用状況と認知(推理・推論、言語処理)との関係性に一定のエビデンスを示すことになり、今後の我が国の教育界におけるデジタルツールの活用を科学的に検証し発達過程にある児童生徒の学習活動のどの段階にどの程度のデジタルツールの活用が適切であるのかを考える糸口になると考える。
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