• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高校における数学学習に支援が必要な生徒の困難性の体系化と指導モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K02650
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関岩手大学

研究代表者

中村 好則  岩手大学, 教育学部, 教授 (00613522)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード高校数学 / 特別支援 / 困難性 / 指導モデル / ICT活用 / 学習困難 / 授業実践 / 数学困難 / 特別支援教育 / つまずき
研究成果の概要

高校にも特別な支援が必要な生徒が少なからず在籍し,年々増加傾向にある。彼らへの指導は数学教育においても重要な検討課題である。しかし,彼らへの支援は学習活動についての困難性に関する支援が多く,数学の学習内容についての困難性に関する支援が必ずしも効果的に行われておらず,十分に成果を上げているとは言い難い状況である。そこで,本研究では,高校において数学学習に支援が必要な生徒の困難性を学習活動と学習内容の両面から明らかにし体系的に整理した。さらに,それをもと数学学習に支援が必要な生徒の困難性を改善するための指導モデルを開発した。また,開発した指導モデルについて,授業実践を通して,その有効性を検証した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

数学学習に支援が必要な生徒を対象とした研究は,小中学校現場でも実践的研究が多数行われているが,高校ではあまり見られない。また,数学学習に支援が必要な生徒の困難性は,学習活動に関する困難性だけではなく,学習内容に関する困難性も多く抱えている。彼らの数学学習の困難性を学習活動と学習内容の困難性から体系的に捉え直し,それらの関連等も考慮しながら支援や指導を考えることが必要である。特に,高校では,生徒の発達段階,数学内容の高度化・抽象化・複雑化,入試による多様な高校の存在などの課題があり,これまでの成果をそのまま活用することができず,課題となっていた。本研究はこの課題を解決するものでもある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 11件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 高校の数学指導における文系と理系の生徒の現状と課題-テスト調査とアンケート調査の分析を通して-2021

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 雑誌名

      数学教育学会誌

      巻: 61 ページ: 53-66

    • NAID

      40022630523

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 第3回海外数学教育実習の授業の概要と授業づくりの成果―参加学生へのインタビュー調査を通して―2021

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 雑誌名

      岩手大学教育学部研究年報

      巻: 80 ページ: 57-86

    • NAID

      120007032627

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「ガモフの宝探し」問題の改題の活用に関する考察―義務教育段階での学習内容の確実な定着を図るための指導を視野に―2020

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 雑誌名

      岩手大学教育学部研究年報

      巻: 79 ページ: 1-21

    • NAID

      120006846267

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] シミュレーションを活用した「仮説検定の考え方」の指導の考察-Excelによる実験を通した直感的指導を視野に-2020

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 雑誌名

      岩手大学大学院教育学研究科研究年報

      巻: 4 ページ: 167-180

    • NAID

      120006843034

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 中学校数学科における箱ひげ図の指導とその留意点2020

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 雑誌名

      岩手大学教育学部教育実践総合センター研究紀要

      巻: 19 ページ: 127-136

    • NAID

      120006842176

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 中学校数学科の図形領域におけるICTを活用した指導の効果と課題-「円周角の定理」の実践授業における質問紙調査の分析を通して-2020

    • 著者名/発表者名
      中村好則,藤井雅文,工藤真以,稲垣道子
    • 雑誌名

      岩手大学教育学部教育実践総合センター研究紀要

      巻: 19 ページ: 117-126

    • NAID

      120006842175

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 数学指導におけるジグソー法を活用したアクティブ・ラーニングの授業展開2020

    • 著者名/発表者名
      中村好則,小田島新,佐々木全,藤井雅文,工藤真以,稲垣道子
    • 雑誌名

      岩手大学教育学部プロジェクト推進支援事業教育実践研究論文集

      巻: 7 ページ: 17-22

    • NAID

      120006843046

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] タイのPIM附属校における第2回海外数学教育実習の成果-アンケート調査と数学教育実習報告書の分析を通して-2019

    • 著者名/発表者名
      中村好則,小川春美,ホール・ジェームス,本田卓
    • 雑誌名

      数学教育学会誌

      巻: 60 ページ: 89-103

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 特別な支援が必要な生徒が多く在籍する高校での数学指導に関する調査研究-対話型アクティブ・ラーニングによる支援の現状と課題-2019

    • 著者名/発表者名
      中村好則,佐々木全,小田島新
    • 雑誌名

      岩手大学教育学部研究年報

      巻: 78 ページ: 1-21

    • NAID

      40021941579

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 高校における数学学習のつまずきと支援に関する研究-「データの分析」の学習内容の理解に焦点を当てて-2019

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 雑誌名

      岩手大学大学院教育学研究科研究年報

      巻: 3 ページ: 185-206

    • NAID

      120006620539

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 算数・数学教育におけるICT活用の目的的側面の現状と課題-デジタルコンテンツに焦点を当てて-2019

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 雑誌名

      岩手大学教育学部教育実践総合センター研究紀要

      巻: 18 ページ: 21-30

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 中学校数学科の図形領域におけるICTを活用した指導の効果と課題-「円周角の定理」の実践授業のビデオ記録の分析を通して-2020

    • 著者名/発表者名
      藤井雅文,中村好則
    • 学会等名
      日本数学教育学会第102回大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 表計算ソフトを活用した「仮説検定の考え方」の指導の可能性2019

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 学会等名
      令和元年第1回日本科学教育学会研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] タイのPIM附属中学校における第2回海外数学教育実習の概要と成果-参加学生の実習報告書とPIM附属校生徒へのアンケート調査をもとに-2019

    • 著者名/発表者名
      中村好則,本田卓,小川春美,James Hall
    • 学会等名
      数学教育学会2019年度春季年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] ICTを活用して算数・数学を指導できる能力を育成するためのカリキュラムの開発~教職専門科目「ICTを活用した理数教育」の実践を通して~2018

    • 著者名/発表者名
      中村好則
    • 学会等名
      平成30年度第1回日本科学教育学会研究会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 「主体的・対話的で深い学び」の理論と実践2019

    • 著者名/発表者名
      遠藤孝夫,田代高章,馬場智子,岩木信喜,高橋功,田中紗枝子,山本奨,宮川洋一,清水将,久坂哲也,中村好則,立花正男,田中成行,宇佐美公生,名越利幸,山崎浩二,土屋直人
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      東信堂
    • ISBN
      9784798915609
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi