研究課題/領域番号 |
18K02652
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
鈴木 庸裕 日本福祉大学, 教育・心理学部, 教授 (70226538)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 学校福祉 / 多職種協働 / いじめ防止対策推進法 / 学校にいけるソーシャルワーク / 学校の福祉的機能 / 学校におけるソーシャルワーク / 学校ソーシャルワーク / 家庭支援 / 多職種連携 / チーム支援 / スクールソーシャルワーカー / 子どもの貧困 / いじめ予防 / ネグレクト / 発達障害 |
研究成果の概要 |
本研究は、学校(学級)経営や生徒指導、教育相談において、教師自らがソーシャルワークの援助技術を包括的横断的に活かしていく実践技法の可視化と手順を明らかにすることにある。アンケート調査と聞き取り調査をもとに、教育職と福祉職との実践技術の共通点を明らかにした。子どもの貧困問題やネグレクト、不登校(長期欠席)、発達障害といった困難ケースに対し、教師が福祉職(スクールソーシャルワーカーなど)との協働から培う力量や資質がある。本研究では、そこでの力量や資質として実践や技法をめぐる共通課題に、協働をめぐる共通用語の開発や「かさなり」を軸とする研究領域「学校福祉」の創出がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教師によるソーシャルワークの実務理解とは、福祉職による学校理解よりも敷居が低い傾向にある。そして単に、方法技術のスキルアップではなく、学校教育や子ども理解の中で使われる用語を社会福祉の用語で示していくことにある。おなじ事象を見ても、それを示す用語のちがいが浮き彫りになった。教師と福祉職が協働する独自な実践領域やその学際的概念の開発が求められる。こうした視点を活かしたガイドラインの作成に意味があることも明らかになった。
|