研究課題/領域番号 |
18K02659
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 早稲田大学 (2019-2022) 横浜国立大学 (2018) |
研究代表者 |
大泉 義一 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (90374751)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 第3教育言語 / 授業研究 / 発話 / 図画工作科 / 美術科 / 美術教育 / 教師の発話 / 授業改善 / 子ども観 / 授業観 / 図画工作 / 美術 / 教師教育 |
研究成果の概要 |
我国の授業研究が海外で高い評価を受けるなど注目されている一方,美術科教育における授業研究に関する議論や成果の共有は少ない状況にある。本研究ではその打開のために,教師の発話である「第3教育言語」に注目した。その発話とは「子どもと同等の立場,あるいは逆転的な立場に基づく発話」であり,話者である教師の情感的態度が伴うことで,子どもの表現をさらに能動的なものへと強化する役割を持つ。したがって,そこには話者である教師の子ども観・教育観が反映しており,図画工作・美術科の授業の特性を指し示していると考えられることから,その分析を通した授業研究プログラムを開発し,アクションリサーチを通して妥当性を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,以下の学術的意義や社会的意義を有する。 1)図画工作・美術科の授業研究方法論への具体的寄与:本研究では,具体的な授業研究プログラムを開発し,教育現場への適用を行うことで,研究成果の具体的還元を図っている。2)教師の子ども観・教育観と連動した授業改善の実現:第3教育言語には,機能的な側面のみならず,話者である教師の情感的態度を包含している。それを対象に分析することは,図画工作・美術科の学習指導の根底にある教師が無自覚な子ども観・教育観の省察をふまえた授業改善を可能にするという新規性を有している。
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