研究課題/領域番号 |
18K02662
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小林 一貴 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30345772)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 学際的ライティング / アカデミックライティング / 声の積層化 / 問いづくり / ジャンル分析 / カンファレンス / オーサーシップ / 授業の談話分析 / RQの形成過程 / 参加者の階 / 声の相互関係 / 対話的構築 / 問いの再構成 / 「問い」のための問い / 関係者の相互関係 / 探究的な書くこと / 作文カンファレンス / 足場づくり / 学際性 / リサーチクエスチョン / 探求的な書くこと / ライティング / 書くことの教育 / テクスト分析 / ディスコース研究 / 授業研究 / ディスコース分析 / 高大連携 / 協同学習 / 対話 |
研究成果の概要 |
主たる成果は、研究課題である「情報・知識へのアクセスを通した問題発見、課題解決のプロセスの解明」に関わるものである。 第1に、学習者のリサーチクエスチョン(RQ)の構築プロセスについて、学際的ライティングの基盤となる知識の結節についての考え方に基づき、関係者ならびにテクストの「声の断片」が書くこととしてのひとまとまりのテクストに具体化される過程に、「声」の積層の位置と相互関係の記述の枠組みが関わっていることを明らかにした。第2に、テクストの生成に関わって書き手を含む参加者が相互に声にどのように言及し、また言及されるのかについて、RQの形成に関わるプロセスを具体的に明らかにしたことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自律した知識創出の主体の育成を目的とする書くことの学習指導におけるリサーチクエスチョンの形成について、高等学校におけるプレゼンテーション活動を取り入れた指導方法を提示した。また、リサーチクエスチョンを形作るための「問い」作りを通した授業実践のモデルを提示した。 これらの方法は、研究成果としての学習過程の分析に基づくものであり、プレゼンテーション活動としての(語ること)とライティング(書くこと)の往還、ならびに学習者の書くことの中核となる「問い」が学習者同士のインタラクションにおける「声」の相互言及を通して生じるという学習の実質の見方を示した。
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