研究課題/領域番号 |
18K02669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
草原 和博 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (40294269)
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研究分担者 |
大坂 遊 徳山大学, 経済学部, 准教授 (30805643)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 教師教育 / 教師教育者 / 専門性開発 / セルフ・スタディ / 成人教育 / 同型性 / 社会科教育 / self-study / プロフェッショナルディベロップメント / セルフ・スタディー / アイスランド / ノルウェー / 先生の先生 |
研究成果の概要 |
本研究は,教師教育者の専門性開発の方略を,海外先進地の取組とそれを支える思想と方法を手がかりに開発することを目的とする。本目的を達成するために,12年次はノルウェー・オランダ・アイスランドのプログラム調査を行い,3年次には教師教育者の専門性開発の比較考察と理論化を試みた。4年次は理論化の成果に基づいて日本文脈下に基づく研修を開発し検証するアクションリサーチを行った。その結果,次の成果を得た。 第1に履修証明プログラム「教師教育者のためのプロフェッショナル・ディベロップメント講座」を開発・実装できたこと。第2に履修証明プログラム11名の受講者が教師教育を対象とした論文を3本執筆できたことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は大きく2つある。第1に「先生の先生」,すなわち教師教育者に求められる専門性を究明できたことである。具体的には,①教師教育者としてのアイデンティティ,②教師教育実践における自己省察力と同型性に基づく教育実践のモデリング力,③教師教育に関する知識基盤と教師教育を対象とした研究力である。 第2に教師教育者の専門性を養う「プロフェッショナルディベロップメント講座」を実装・実践できたことである。①自己省察パート,②理論習得パート,③研究・論文執筆パート,④再自己省察パートの4段階の研修を提供し,履修者の資質能力が上述の専門性において一定水準に達したことを検証できた。
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