研究課題/領域番号 |
18K02671
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
山田 芳明 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (80363175)
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研究分担者 |
西尾 正寛 畿央大学, 教育学部, 教授 (50441449)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 造形遊び / 学習指導要領 / 題材開発 / 授業実践 / 教科書 / 高学年造形遊び / 教科書教材 / 高学年 / 実践映像 / 授業 / 映像 / 造形的な遊び / 小学校学習指導要領 / 比較分析 / 実践 / 教員の認識 / アンケート / 聞き取り調査 |
研究成果の概要 |
本研究の成果の一つ目は,造形遊びに対する現場教員の認識についての知見を得たことである。教員志望の学生と現職教員に行った調査で造形遊びに対する認識には学習指導要領の内容とに相違があることが分かった。 二つ目は学習指導要領に基づいて作成されている教科書に掲載されている造形遊びの題材の変遷を分析することから,学校現場がどのように造形遊びを受け入れていったのか,その変遷とその過程での影響等について明らかにしたことである。造形遊びの題材は,およそ2~3回の教科書の改訂を経て整理され収斂していくことがわかった。 また,これらを踏まえながら高学年の造形遊びの題材を開発し,その授業映像を収録した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は学習指導要領の内容に位置付く「造形遊び」を対象とした。「造形遊び」の研究はその意味や意義について論じられることが多く,学習指導要領の内容としての範疇を超えて議論されることが少なくない。一方本研究は,教育現場への「造形遊び」の浸透という視点のもとに「造形遊び」を検討し,題材を開発し映像資料化を試みた。学習指導要領の内容としての「造形遊び」を前提とすることで,教育現場の理解との乖離や,学習指導要領そのものの解釈の変遷を明らかにした。また,検定教科書の「造形遊び」の題材分析を通して,その浸透を測ろうとしたことも本研究の特徴であり,今後の「造形遊び」の研究に一つの視点を与えるものである。
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