研究課題/領域番号 |
18K02672
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
柳澤 良明 香川大学, 教育学部, 教授 (40263884)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 民主主義教育 / 生徒参加 / シティズンシップ教育 / 主権者教育 / 政治教育 / ドイツ / 初等教育 / 中等教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はドイツで民主主義教育に取り組む初等中等学校において、その活動内容を分析するとともに初等中等学校全体をとおして生徒参加の類型化および体系化を行うことであった。 生徒参加は次の3つのタイプに類型化されることが明らかとなった。第一に責任遂行の取り組みを核とする「タイプⅠ:体験活動型」、第二に自己決定の取り組みを核とする「タイプⅡ:授業づくり型」、第三に共同決定の取り組みを核とする「タイプⅢ:問題解決型」である。 生徒参加の体系化に関しては、一つの傾向として初等教育の学校では学級会を中心に、また中等教育の学校では学校議会や学校会議を中心に実践が進められていることが見出された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、実践事例分析にもとづく生徒参加の類型化および体系化が挙げられる。ドイツでは、授業づくり、学級づくり、学校づくり、地域づくりなど、多様なスタイルの民主主義教育が見られ、多様な生徒参加が実践されている。実践事例分析をとおしてその広がりや繋がりを明らかにしたという点である。 本研究の社会的意義としては、第一に日本ではまだ目が向けられていない生徒参加に光を当てた点である。第二に生徒参加が教育的機能を持つことを実践事例をもとに実証的に示した点である。第三に実践事例分析により、生徒参加の意義や成果とともに生徒参加が抱える課題あるいは課題克服の具体的方策を解明できた点である。
|