研究課題/領域番号 |
18K02680
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
田中 統治 放送大学, 教養学部, 特任教授 (40128046)
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研究分担者 |
加藤 崇英 茨城大学, 教育学研究科, 教授 (30344782)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | カリキュラム・マネジメント / 高等学校 / 学びの基礎診断 / 学力評価 / 教員研修 / 教員の研修活動 / 教員研修プログラム / 新テスト |
研究成果の概要 |
本研究は文部科学省「高校生のための学びの基礎診断」によるカリキュラム・マネジメント(CM)の特徴と課題を検討した。調査では成績下位層の生徒を指導する高校を調べる予定であったが、COVID-19の影響から、次の二つの代替的な方法を採った。第1に、教育新聞及び雑誌の記事を分析した結果、高校の記事が義務教育段階よりも少なく、学力診断によるCMの課題意識が弱いことがわかった。第2に、CM教員研修後に回収したアンケート等を分析した。高校教員の間で「教科別下位文化」による閉鎖的傾向が強く、CMの理解とチームの実践力も弱かった。これらの課題は高校タイプ別に類型化した研修内容の改善を求めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低調といわれる高等学校でのカリキュラム・マネジメントの課題について、「学びの基礎診断」システムの導入による評価と改善の側面から研究し、その展開に必要な教員への研修内容を検討した。とくに高等学校教員がカリキュラムの概念を十分に理解し、また教員集団がチームを組んで自校課題としてカリキュラム・マネジメントを進めるための手立てを示した。その際に民間事業者による外部試験システムを構築する上で、カリキュラム・マネジメントの推進に必要なデータ提供のあり方を指摘した。
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