研究課題/領域番号 |
18K02685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
子安 潤 中部大学, 現代教育学部, 教授 (90158907)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 資質能力 / 教科内容 / 授業の画一化 / 学習ログ / 教師の自律性 / 資質・能力の形成 / 教科内容研究 / 教育のデジタル化 / 学習ログの収集問題 / 教育の画一化 / 教育のICT化 / 教育内容統制 / 教育方法統制 / リアル授業とオンライン授業 / 資質・能力形成 / ジェネリック・スキル / 資質・能力ベース / 教科内容ベース / 問題解決学習 / 教育のスタンダード化 / 資質・能力 / 授業づくり |
研究成果の概要 |
教育活動を資質・能力の形成の観点から把握しようとする構想が広がった。その結果、子どもを活動に駆り立てる教育に注目が集まった。そこで教育内容の観点がどのように位置づけられているを探ることとした。授業のデジタル化の中で、PCの操作に目がいくと、教える内容に関する研究が十分でない事態が一部に生まれていた。また、活動的ではあるがドリル学習となってしまうものもあった。それに対して、リアルな学びを中心においた授業の構築が課題であることが鮮明となった。また、学習ログの収集はメリットばかりではなく、デメリットのあることもわかってきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育構想を描く場合、子どもに育てる知識・技能、資質・能力を全体的に把握することが重要である。また考察するにあたって、子どもの観点ばかりではなく、教える内容の観点、教える教師の観点をトータルに把握する必要がある。この点を忘れて一部の観点だけを重視すると教育活動のゆがみあるいは子どもの認識の形成にマイナスとなる事が見えてきた。授業のデジタル化も同様で、教育活動の画一化をもたらし、リアルな学習の阻害要因になる事もあることが見えてきた。教育のデジタル化を称賛する前に、慎重な研究が求められている。
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