研究課題/領域番号 |
18K02713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
井下 千以子 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (60407757)
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研究分担者 |
柴原 宜幸 開智国際大学, 教育学部, 教授 (30327275)
桂 啓壯 宮城学院女子大学, 一般教育部, 教授 (70265437)
小山 治 京都産業大学, 全学共通教育センター, 准教授 (50621562)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 思考を鍛える / ライティング教育 / 探究学習 / 高大接続 / 教材開発 / ライティング・ルーブリック / ライティングセンター / フィンランド / 教養教育 / 専門教育 / 人間形成 / 主体的・対話的な深い学び / 教材開発研究 / 正課・正課外教育 / 思考力 / 判断力 / 表現力 |
研究成果の概要 |
高大接続改革に関する議論は大学入試に焦点があてられてきた。本来ならば、主体的・対話的な学びを育成する探究学習として検討すべき喫緊の課題であろう。そこで、本研究では、第一に、思考を鍛えるライティング教育に着目し、大学のライティング教育の歴史や、日本とフィンランドの先進的事例を分析した。第二に、探究学習のためのライティング教材とライティング・ルーブリックを開発し、批判的思考力や論理的表現力の育成に効果があるかを検証した。第三に、大学でのライティング経験が仕事の場で役立つか、職業的レリバンスを調査した。第四に、ライティングセンターの多様な機能を明らかにした。その成果を学会や講演会で発表し、出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高大接続の議論は入試改革に向けられているものの、大学入学共通テストは問題解決型思考や独創性のある論拠を問うているとはいえない。加えて高校の新学習指導要領では探究学習が重視され、教師の指導力向上や教材開発は急務となっている。そこで、第一に大学教育学会誌のアーカイブスを分析し、思考を鍛えるライティング教育の枠組みを明確化し、主体的・対話的に学び、考えて書く力を育成する教材を開発し、ルーブリックで効果を検証した。第二に教師の力量形成に向けて国内外の先進的事例を分析した。第三に書く経験が卒業後の仕事に役立つことを示した。これらは探究学習を推進するための資料として学術的かつ社会的意義のあるものといえる。
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