研究課題/領域番号 |
18K02714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
横松 力 東京薬科大学, その他部局等, 名誉教授 (70158369)
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研究分担者 |
三浦 典子 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (30218036)
片野 修一郎 東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (50814711)
緒方 正裕 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (90317082)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 卒業生調査 / 卒業時調査 / 薬学6年制教育 / 学修成果 / 薬剤師 / 薬学教育6年制 / 成長パターン / 基盤形成期 / 統合学修期 / 薬剤師職比率 / 医療法の改正 / 満足度 / 役立ち度 / 直接評価 / 間接評価 / 評定平均 / 高校ランク / 学業成績 / 汎用能力 / 薬学教育6年制 / インパクト / 学力評価 / 教育制度改革 / 検証 / 計量的分析 |
研究成果の概要 |
大学教育にインプットされる高校時代の特性と大学での学び方の違いが、卒業時の学修成果にどのような影響を与えているかを、教育制度改革や男女差に注目しながら分析した。学業成績、汎用能力、満足度の三つのカテゴリーの学修成果を評価したところ、入学時の女子の成績優位性は、6年間の学修過程で消失することが判明した。また、卒論レベルの高い卒業生ほど、汎用能力を高める傾向があり、その傾向は男子で顕著であった。男女で6年制教育への対応が異なっていることが判明した。卒業時に薬剤師免許を必要としない非薬剤師職を選択した卒業生は、一部の教育プログラム対して不満やジレンマを高めていたことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
以下の三つの点において学術的な意義がある。 ① 大学制度改革は進んでいるが、それが教育研究現場に与えたインパクトやジレンマをデータに基づいて検証することは未だ不十分である。本研究では、より良い改革に繋げることができる客観的な結果を得ている。② 制度改革は、その前後で様々な活動に不連続なインパクトを与えており、政策とインパクトとの因果関係が明らかになる格好の自然実験といえる。教育政策に関するこの種の計量的分析はほとんどなされていないことを考えると、貴重な研究事例になると思われる。③ 学術的な価値のみならず、本学の教学IR活動に資する実践的な情報も提供している。
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