研究課題/領域番号 |
18K02717
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 立命館アジア太平洋大学 |
研究代表者 |
廣津 公子 立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 講師 (50793593)
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研究分担者 |
板橋 民子 立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 講師 (80469402)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | グローバル市民 / 地域 / 言語学習 / 国際共修 / ピアフィードバック / ライティング / ウェブサイト / 誘い / 複線径路・等至性モデル / 多文化共生 / 大学教育 / 地域との協働 / 複線径路等至性アプローチ / 複線経路等至性アプローチ |
研究成果の概要 |
本研究では、地域のために行動している留学生に共通する資質を洗い出し、地域についてウェブサイトで発信するプログラムを考案して、グローバル市民としての資質が養成できるか検証した。その結果、異なる背景を持つ者同士が協働しながら地域について知り、学習言語で発信していく過程で、言語使用者としての自信をつけるだけでなく、地域を見る視点や相手の立場に立った見方を獲得し、母語や言語観をはじめとした自身の振り返りも促されていることがわかった。そして、この活動自体が「グローバル市民」というものを捉え直す機会となり、地域や世界とつながる自分に必要な様々な力を涵養する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル化の進展により、大学教育においてもグローバルに活躍できる学生の育成が求められているが、「グローバル市民」とはどのような人かを学生とともに考える機会は希少である。そこで、本研究では、学生の半数が留学生という特徴を持つ立命館アジア太平洋大学の学生を対象に、グローバル市民に必要な資質についての仮説を立て、学習言語で地域について発信しながらグローバル市民として成長していくためのプログラムを考案した。その上で、この活動を通してグローバル市民とは何かを問い直し、地域とつながり、多文化共生社会に寄与する力を養う多文化間共修の実践例を提示した。
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