研究課題/領域番号 |
18K02725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大林 小織 大阪大学, グローバルイニシアティブ機構, 准教授 (50791266)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 大学改革 / 大学国際化 / 組織構造 / ガバナンス / 国際系組織 / ガバナンス改革 / 組織学習 / 組織間連携 / 社会的インパクト / 組織マネジメント / 大学の国際化 |
研究成果の概要 |
本研究では、大学改革として推進されてきた国際化とその対応を担ってきた大学の中央管理部門の組織構造との間の関係性を見出した。国際化推進を支援する政府の補助金事業採択大学を対象として事例研究を行い、個々の大学における対応組織の変遷と現状課題の共通点や違いをもたらす要因を分析することにより、組織構造と国際化進展には一定の関係性があることが示唆された。また、海外調査により大学間の国際連携においては社会へのインパクトを目指す世界のトレンドによって、国際化の目的が変化しつつある現状を確認し、そのような新たな目的に対する組織的対応として国際系組織の役割が多様化し、その結果機能分化が一部で確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国における大学国際化は補助金事業によりモデル事例を作り、大学間で共有ながら推進してきたといえる。大学の中央管理部門は大学改革の下、組織的意思決定とリーダーシップ強化を国際化対応の中心におき、ガバナンスのあり方に配慮しながら国際系組織の効果的な構造構築を図ってきた。これまで研究には見られなかったその組織編成プロセスを明らかにすることにより、国際化進展に影響を与える組織構造における重要な要素と制度的条件について示唆を得た。また、海外大学との比較により、わが国の国際化推進のための組織構造上の課題を指摘することができた。これらの分析結果は論文として広く国際的に発信し、社会と共有することとしている。
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