研究課題/領域番号 |
18K02730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 公立はこだて未来大学 |
研究代表者 |
中村 美智子 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (10379589)
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研究分担者 |
冨永 敦子 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (60571958)
辻 義人 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (80400076)
岩倉 裕子 (大塚裕子) 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 特任准教授 (10419038)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 学習支援センター / ピア・チュータリング / チューター研修 / スキャフォルディング / チュータリング・ストラテジー / 質的分析 / 学習支援力 / 高等教育の質保証 / ピアチュータリング / スキャフォールディング / チュータリングの基本構造 / ピアチュータリンク / 学習支援 / つまずきの診断 / つまずきの解決 / 質問行動 / インタラクション / スキャフォルディング・ストラテジー / コーディング・スキーム / 会話分析 |
研究成果の概要 |
大学の学習支援センターで行われるチュータリング会話を録音・反訳し,質的分析を行った.国際認定に準拠したチューター研修を受けるチューター(学生指導者)は,先行研究で言われている説明傾向とは異なり,質問によってチューティ(学生相談者)のつまずきを把握し,認知,情動,メタ認知といった働きかけを行いながら,チューティを方略的に問題解決へと導いていることがわかった.チュータリング経験値による差は特に見られず,チューター研修の効果を示唆するものであった.汎用的な活用を目的として,効果的な学習支援に必要な知識やスキルを学ぶためのチューター研修の重点項目を見える化し,提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学びの目的や機会が多様化に伴い,大学の学習支援活動における学生サポーターの活用も普及している.その一方で,学生サポーターに求められる支援スキルの詳細や研修に関する研究ベースの知見が少なく,高等教育の質保証という点においても課題となっている.この課題の解決に向け本研究では,学術的に確立した質的分析方法を使い,実際の学習支援センターで収録されたチュータリング・データを分析した.そして,学生チューターに求められる学習支援力の基準を示し,その育成を促すチューター研修の基本要素を提案した.本研究の成果を参考に,他の大学の学習支援センターが独自の研修プログラムを開発できるようになると期待される.
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