研究課題/領域番号 |
18K02736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 帝京大学 (2020-2023) 東京女子医科大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
大久保 由美子 帝京大学, 医学部, 教授 (80287317)
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研究分担者 |
山内 かづ代 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (30648069)
久保 沙織 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (70631943)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 医学教育 / 医療者教育 / 入学者選抜 / MMI / OSCE / 心理特性 / 適性 / 医師 / 資質 / 評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、医学部入試における「よき医師」となる資質特性の測定法を開発し検証することを目的とした。 受験者の非認知領域能力の評価のためにMultiple Mini-Interview(MMI)面接法を試験導入(MMIトライアル)した。学力試験,従来型面接,MMIトライアルが受験者の非認知領域能力を捉えているか,適性検査による心理特性との関連から検討した。従来型面接とMMIトライアルは一部の心理特性と相関があったが,学力試験はいずれの心理特性とも相関がなく,従来型面接,MMIトライアルに影響している心理特性にも違いがあった。以上より,複数の課題を組み合わせて評価を行う重要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「よき医師」となるには,専門的な知識・技能だけではなく,コミュニケーション能力や他者を尊重する姿勢を身に着ける必要がある。入試では学力のような認知領域能力は筆記試験,コミュニケーション能力のような非認知領域能力は面接によって評価されることが多いが、従来型面接は実際に非認知領域能力を測ることができるかわからない。医師に求められる資質,適性を明確にし,それを測ることができる多様な課題を用意し,どの受験者にも同様に審査を行う,いわゆる面接の構造化が必要とされている。本研究の成果は社会の求める医師を養成するための第一歩である医学部入試の再考に資するものであり、社会にとって大きな意義のあるものである。
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