研究課題/領域番号 |
18K02737
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
劉 文君 東洋大学, IR室, 教授 (80508408)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | IRの役割 / 全国学生調査 / 教育政策 / 教育マネジメント / 授業形態 / 学修時間 / 教育効果 / 日中米比較 / 学生調査 / オンライン教育 / 対面授業 / 日中比較 / 日米比較 / オンライン授業 / 国際比較 / 国際交流 / 高等教育研究 / IR / エスノグラフィー / ベンチマーク / 学習時間 / 職業能力 / 日、中、米比較 / 高等教育政策 / IR / 教育成果 / 職業的能力 / IR機能 / 教学改革 / 経営支援 / 情報開示 / 米中比較 |
研究実績の概要 |
今年度、研究活動は実施計画に従い、主に下記の三つの側面で展開してきた。 ①マクロレベルで新たな政策的動きの整理:日本・中国・アメリカの高等教育の動き、特にポストコロナに向けて、エビデンスに基づく施策を行う趨勢の中で、IRに期待した役割およびIR人材育成の取り組みについて調べ、分析を行った。②IRの現状の実態の把握:オンライン及び調査を通じて、アメリカ、日本国内、中国の高等教育研究者及びIRの担当者に対して、インタビュー調査を行い、また、日本高等教育学会のIRプロジェクトの委員として全国IR調査の結果分析を分担し、IRの取り組み及び直面した課題を分析した。③日本の大学教育・学生の学修の現状分析:「全国学生調査」及び個別大学の学生調査のデータに基づき、学生が受けた授業形態、学修時間などを中心に把握、比較を行った。 ④研究成果の発表・公表:調査、分析の結果をまとめ、日本の高等教育学会、大学教育学会の年次大会で発表し、また中国高等教育学会が主催する国際高等教育フォーラムでの講演資料を提出し、中国で開催された高等教育研究国際フォーラムに招聘講演を行った。 上記のようにマクロレベルとミクロレベルでの分析を通じて、日本におけるIRはアメリカ・中国と比べ、IRに期待する役割、またIR組織が取り巻く学内外の環境、位置づけ、活動の差異が明らかにし、さらに大学の教学の教育・学修の実態、およびIR活動の意義、その限界についてより明確にした。これらの研究活動は本研究の進展に様々な示唆を与えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
国内外の現地調査が再開されたが、一部の活動とくにワークショップの開催などが企画の通りにならなかった。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍の収束しつつある状況の中で、追加の内外調査を行い、調査結果の分析、研究成果のまとめを行い、また、研究成果を社会に還元するために、報告書、論文の執筆、ワークショップの開催を行う。
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