研究課題/領域番号 |
18K02740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
西村 秀雄 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (70208221)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 応用倫理 / 技術倫理 / 科学技術と社会 / 教育学 / 教育方法論 / ラーニングアナリティクス(LA) / 学習管理システム(LMS) / ラーニングコミュニティー / 教学IR / LMS / ラーニングアナリティクス / 科学技術者倫理 / 研究倫理 / 科目間連携 / 工学倫理 / 学び合い / LMS / ラーニング・アナリティクス |
研究成果の概要 |
現代社会において科学技術と社会の関係は非常に重要なテーマである。特に工科系学生には自分の今後の自身のキャリアと直結する問題である。そのため金沢工業大学では学部必修科目「科学技術者倫理」を開講しているが、講義開始直後の受講生は自発的,自律的な学習に向けて動機づけられていない。そこで本研究では授業時間内に学習管理システム(LMS)を利用するとともに、Web上にラーニングコミュニティーを開設して学習者および担当教員による「学び合いの場」を構築して、学生の講義内容の理解を向上させ,また学習に向けた動機づけの形成を試みた。調査結果によると受講生の評価は非常に高く、大きな教育効果を上げることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特徴は、「教育」の原意に立ち返り、単なる知識の伝授ではなく、学習者の自発的、自律的な学習に向けた動機づけに着目し、その改善を図るために近年利用可能になった学習管理システム(LMS)とWebシステムを用いてラーニングコミュニティーを形成、活用したことにある。研究期間の前半は概ね、システムの設計と構築、試用に専念し、最終年度の令和2年度にシステムを活用し、その結果を調査した。結果は当初予想以上に良好であり、教育効果の改善を確認することができた。このような動機づけに着目した教育改善は、高等教育の再活性化と評価向上に資するものである。
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