研究課題/領域番号 |
18K02746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 東京都立大学 (2020-2021) 東北大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
岡田 有司 東京都立大学, 大学教育センター, 准教授 (10584071)
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研究分担者 |
長友 周悟 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 講師 (80751081)
榊原 佐和子 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 特任講師 (00761389)
高橋 真理 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 助手 (20751069)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 発達障害 / 障害理解教育 / 大学生 / 潜在連合テスト / 障害理解 / IAT |
研究成果の概要 |
本研究では発達障害理解教育の開発を行った。具体的には障害学生支援に関わる専門家らの協力を得て障害理解教育のコンテンツを作成し,大学の授業内で障害理解教育を実施した。その効果を測定するために,障害理解教育実施前,実施直後,実施後一定期間後に調査を実施し,発達障害に対する態度の変容がみられるかを分析した。それにより,発達障害に対する認識(顕在的態度)だけでなく,潜在連合テストによって測定された潜在的態度についても改善することが明らかになった。開発された発達障害理解教育は350名以上の学生を対象に実施されるとともに,発達障害について理解を深めるための教職員向けのコンテンツについても作成された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害者の割合は少なくないが,発達障害について学ぶ機会は限られている。この背景には,学校教育の中で発達障害理解教育が十分に実施されていないことがある。本研究では発達障害理解教育のコンテンツを開発するとともに,その内容が発達障害に対する理解の向上や態度の改善に有効であることを複数回の調査研究に基づき検証した。科学的な手法で有効性が確認された発達障害理解教育は貴重であり,こうした教育を展開していくことが発達障害者にとって生きやすい社会をつくることにつながるといえる。
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