研究課題/領域番号 |
18K02747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
武田 篤 秋田大学, 教育学研究科, 教授 (10333915)
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研究分担者 |
鈴木 徹 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (10735278)
藤井 慶博 秋田大学, 教育学研究科, 教授 (20711542)
高田屋 陽子 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (80806175)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 場面緘黙 / 複合的場面緘黙 / 自閉スペクトラム症 / 自閉症スペクトラム障害 / 発達障害 / 支援方略 |
研究成果の概要 |
本研究は,自閉スペクトラム症(ASD)傾向を示す場面緘黙(SM)の実態を明らかにし,効果的な支援方法の知見を蓄積するために行われた。幼稚園と小学校を対象とした調査では,SM児の多くが同時にASDの傾向を示すことが明らかとなった。また,ASD傾向を示すSM児に対する支援では,SMの解消に向けたアプローチと対人関係の構築に向けたアプローチを併用して実施した。その結果,SMの症状が解消するにつれ,他者との関係構築や他者理解の難しさといったASD領域の問題が表面化していった。ASD傾向を示すSM児への支援では,社会性の困難さを把握しながら,長期的な介入を視野に入れた支援を行っていくことが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでSM児に対しては,「話せるようになる」ことに支援の焦点があてられてきた。しかし,本研究結果は,SM児の多くがASDの特性を有する可能性を示したことから,教育現場などでSM児の支援にあたる際には,ASDのアセスメントを必ず行い,その教育的ニーズを明確にしながら具体的な支援を展開していくことの必要性を明らかにした。
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