研究課題/領域番号 |
18K02750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
橋本 創一 東京学芸大学, 特別支援教育・教育臨床サポートセンター, 教授 (10292997)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ダウン症 / 認知機能 / 学習支援 |
研究成果の概要 |
ダウン症のある児童生徒を対象として田中ビネー知能検査やASIST学校適応スキルプロフィール:A尺度をもとに,これまでのダウン症児特有の認知機能の研究から,①『DS認知機能スケール(ダウン症児のための認知機能テスト)』の開発・標準化の作業をすすめ,その適用に伴い②『ダウン症児のための学習支援マニュアル』を作成・開発し,個別の指導計画や学習活動における合理的配慮の立案への有用性について検証した.DS認知機能スケールの6つの指標(言語など)と,学習支援マニュアルの5つの分野(国語など)ごとに評価・支援手だてについて実践を整理し,事例データベースとして活用しやすいようHPへの公開準備も進めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究におけるDS認知機能スケールは,田中ビネー知能検査Vによる精神年齢(MA)等を基準にして,ダウン症児を対象に標準化した.その評価スケールの結果をもとに学校現場で学習支援における個別の指導計画や合理的配慮を作成することに有効かどうか,ダウン症児の担任教師や保護者(本人)を対象にしたワークショップを開き検討した.こうした障害者支援研究に当事者・保護者が参加する研究は非常に価値が高く,今後の支援研究における方法論のモデルと言える.また,このような一体化した認知機能評価と学習支援の提供は,専門的アセスメントと支援方法の構築への一助となると考えられる.
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